
司馬遼太郎と朝鮮
価格:1,890円
『坂の上の雲』ーもう一つの読み方 著者:備仲臣道出版社:批評社サイズ:単行本ページ数:187p発行年月:2007年10月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)司馬遼太郎の作品『故郷忘じがたく候』にある一行の引用からこの物語ははじまる。
それまで慣れ親しんできた司馬遼太郎の作品群への憧憬の念は、日本による朝鮮の植民地支配を「たかが三十余年」と断じたとき、悉く喪失する。
その重苦しい意味を心の奥深くに刻んだときから、侵略者として日本人である自分の出自と重ね合わせて、己を苛む長く苦しい旅がはじまる。
幼少時に育った遥かなる朝鮮での体験を踏まえて『坂の上の雲』に潜む蔑みの思想と対をなす「日本の優位」という国家幻想を緻密に検証し、維新から今日に至る近代化のネジレ構造を照射する。
【目次】(「BOOK」データベースより)1章 明治維新(ねじれた変革/民衆の悲鳴 ほか)/2章 明治新政府(天皇をかつぐ/征韓論争 ほか)/3章 日清戦争(征韓のはじまり/奇襲で火ぶたを切る ほか)/4章 日露戦争(帝国主義戦争/民衆同士が手を結ぶ時 ほか)/5章 東方の覇者(講和条約/日露兵士の抱擁 ほか)【著者情報】(「BOOK」データベースより)備仲臣道(ビンナカシゲミチ)1941年、朝鮮忠清南道大田生まれ。
山梨県立甲府第一高校卒、山梨時事新聞記者、同労働組合書記長。
月刊「新山梨」編集発行人。
1998年から2007年まで「高麗美術館館報」に高麗・李朝美術に関するエッセーを連載。
2002年、第六回岡山・吉備の国「内田百〓(けん)文学賞」優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)この商品の関連ジャンルです。
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